ビリギャルの原価管理から見る未来のサービス業

ビリギャルの舞台は名古屋市東区の個別指導塾「坪田塾」。

確かビリギャルの父ちゃんはしゃぶしゃぶ屋かなんかの経営者。

両親の不和が原因で不良になったらしいけど、経営者の家にはよくある話!

私の職場も名古屋なのだが、土地柄なんだろうか。

塾が多い。

今でしょ!の林先生も愛知県出身だしね。

通わせれば何とかなるカリスマも多いし、通わせるほどの財力もあるし、愛知県で塾って一種のブランドになってる気が…。

そんな「ビリギャル」は本も映画もヒットしました。

単行本&文庫特別版 累計100万部らしいです。

単行本1,500円、文庫本550円、60万部と40万部(文庫本途中からでたけど売れただろうしね)だとして印税率が10%だとすると。

((1,500×600,000)+(550×400,000))×10%=1億1200万円 + 映画代

塾関係ないですが学園モノで「もしドラ」は本がヒットしたけど映画はコケました。

単行本&文庫&電子書籍 累計270万部売れてるらしいです。

単行本1,728円、文庫本594円、電子書籍550円、100万部、150万部、20万部だとして印税率が10%がとすると。

((1,728×1,000,000)+(594×1,500,000)+(550×200,000))×10%=2億7290万円 + 映画代






めちゃ儲かってないかコレ。






私のクライアントにも塾があります。

医学部に行かせる塾で、とある個別指導塾のカリスマ講師が独立して作りました。

富裕層がお客さんです。

言い方悪いですがバカ過ぎる子もいます。このままだと将来ドラ息子決定コースな子。

反対にサラブレッドな血統で優秀すぎる子もいます。

例えば、もともとは普通の個別指導塾【特進クラス】だったのですが、講師に難解な問題の質問をしても翌日しか回答が返ってこなく(きっと講師は必死に解答をしている)不満だからココに来たって感じの。並の講師よりも頭のイイ生徒とかね。

そんなバカと遺伝子レベルの天才をまとめあげているのが元カリスマ講師。

クライアントながら「すげーな」と思います。

ぶっちゃけビリギャルのような話、ゴロゴロしてます。

ビリギャルだって進学校のビリなだけで、バカじゃない。

パパ経営者だし、お金使えたんでしょう。

経営重視で家庭顧みないって感じで出てますけどね。

塾のコースも途中で重サービス×重課金コースみたいになってるっぽいし。

そりゃガッチリしたフォローがないと無理だわな。


凄い斜めな見方をすると、この「ビリギャル」というのは、たった1人の成功事例(ここまでに1,000人以上の生徒を見たからできるメソッドがあるワケですが)。

ビリギャル再生&家族再生みたいな裏テーマがあるにせよ。ね。

だから、まぁ、慶応大学合格という目標を不仲だった家族でシェアして、これキッカケで全員が幸せになる話。ですわ。

これを「坪田塾」がブランディングの一環として世に出したのなら凄い!!!!!!!!!

現にブレイクしてますしね坪田塾。

塾生キャンセル待ちですって。

「ビリギャル」という金字塔(不滅の業績って意味ですね直訳すると)を片手に塾業界で確実に生き残るでしょう。

なぜなら、塾経営というのは重サービス×重課金にならざるを得ないんです。

この「ビリギャル」の成功事例は本当にデカイ。

スタディサプリ(旧:受験サプリ)をご存知ですか?

5教科の塾講師風景が月額980円で見れるアプリです。

破壊的イノベーションです。

人気講師の授業を月980円で自宅で見れてしまうんですから…。

一般的な進学塾経営は立地こそ命な部分があります。

駅から近いor国道沿い。=通いやすいor車で送り迎えできる。

しかも授業後なので夜ですし、防犯の意味も込めてこの要素って大事。

あとは合格実績がなによりも大事です。

塾は人件費と物件費で固定費の70%ぐらいだと考えられますので\(^o^)/

固定費が重い分、生徒数をブン回す必要があります。

合格実績という分かりやすい指標は本当にマスト。

だから東大合格1人でもいれば「東大に行けます!(東大目指して散ったヤツも多いけどな)」って大きく見せます。

そして教室の席の数だけ生徒を取りに取る\(^o^)/

立地が良くて、残り定員1名!とか書いてあって、合格実績が凄い塾=The塾です。

The塾=塾をビジネスとして考えたら成功している塾です。

生徒の上位20%が輝かしい塾の合格実績を作っているに過ぎません。

The塾では皆が志望校には入れません。

だって有名大学への合格実績は確率論の世界ですもの。

このモデルは、人数を囲った上で競争させる必要性があります。

生徒たちの競争を焚き付けて合格実績に相乗効果を生みます。

この箱はドンドン大きくなって、仕舞いにはブランド力がつきます。

駅の前にバーンとデカイ進学塾があるのが理解して頂けましたか?

しかし、このモデルじゃ全然ついていけないor遅い!

塾通う意味が無い!!!!!!!!!!!!!!!!

って大バカor遺伝子レベルの天才が現れます。

んで出来たのが、個別指導塾。

立地がそこまで良いワケでは無いものの駅からは近い感じ。

その実績は口コミで広がるような、本人or親の志望校にねじ込むスタイル。

講師にねじ込むほどの力量が必要ですが、もってる人はもっている。

こうなると個別指導塾は重サービス×重課金が成立ちます。

なんせ並サービス×並料金じゃ効果が無い!って生徒・家族が顧客です。

お金に余裕がある家庭=富裕層がターゲットです。

ここで思い出してください。

並サービス×低料金の新形態を…



スタディサプリは、一般的な進学塾を破壊します。



リクルートだもんね発売してるの!

ぶっ壊すわー100%。

立地という地理的要素もぶっ壊したもんね。

生徒同士で競争させるという相乗効果は薄れるものの…別に学校で競えばよくね?

はい、終了ー\(^o^)/

一般家庭の少し出来の悪い子たちはスタディサプリ。

大バカor遺伝子レベルの天才は個別指導塾。

この構図が濃厚です。

サービス業って全部こうなると思います。

重サービス×重課金に寄せて行かないと中途半端なところは淘汰されます。

テクノロジー進化によってね。

ビリギャルの成功事例は、今からの時代にマッチした成功事例です。

儲かってるのもきっと事実ですが、それより何よりこの実績はデカイ。

出版するのにいくらかかったんでしょう?

出版コストとリターンを考えれば、この投資はアリです。

原価管理というよりも費用対効果の話になってしまいましたが(笑)

AKB48の原価計算☆限界利益って知ってるかヲタクども

2016/06/01現在のAKB48国内姉妹グループの総勢は304人※

世の中には絶対法則であるパレートの法則が存在するので、304人のうち20%がAKB内での影響力や売上を有していると考えられる。

つまり、AKBとして力があるのは約60人だ。

この約60人は選抜総選挙64位までのフューチャーガールズ(49-64位)までを指すと考えればヲタク的には分かりやすいだろう。

選抜メンバー&アンダーガールズ&ネクストガールズ&フューチャーガールズ=メインAKB

AKBの給与形態はAKBグループとしての給与(AKB給与)と単独で活躍した所属事務所から支払われる給与(事務所給与)の2本立て。なお、選抜メンバーのAKB給与は、指原がTwitterで「基本年功序列」と答えている。

単純に想像するに事務所給与は単独なので割りがよく、AKB給与は大所帯を運営しているため割りがよくないハズ。

アイドル単独で生活できれば大したもの…らしい。

そこで、メインAKBのAKB給与平均年収が400万円と考えると月額2,000万円以上の支払給与額だ。
もちろん収入はピンキリだろうが、平均して400万円なら良くないか?
あとはメインAKB以外の諸費用、社会保険も考えると月額4,000万円が人件費だと考えられる。

この大所帯を運営しているのが「AKS」。

2015年に税務調査を受けて、3年間で4億円以上の申告漏れを指摘されていた会社だ。

この内容は、メンバーが住む住宅の家賃などを立て替え払いし、報酬として経費計上することによって業績を赤字化。赤字なので法人税等の納税は最小限の均等割りだけで済む。消費税は収めていただろうけども。

立替金 100,000 / 預金 100,000 AKB家賃

給与 100,000 / 立替金 100,000 AKB報酬

このような形で、住宅手当のように経費計上していた。税務署的には、それは寄付金でしょうと。寄付金は税務上、一定金額以上は費用として認められないため脱税していたことになる。

経費削減(ブラックだったけども)に熱心な姿勢が見受けられるAKS。

AKBでいかに儲けるか?

AKS側で考えたときは「限界利益」を非常に意識することになる。

限界利益とは、売上‐変動費のことだ。

この限界利益が固定費よりも多ければ黒字。

この限界利益が固定費よりも少なければ赤字。

固定費とは主に人件費と物件費であり、ここではAKBの給与とAKSの事務所家賃(ドン・キホーテ秋葉原店8階)ということになる。

この固定費であるヒト・モノをフル活用して、売上高をつり上げて、変動費を抑えられれば儲かるワケだ。

なのでAKBという付加価値をつけて値段を釣り上げている。

本日より第81弾生写真ポスターA41枚が550円で売られているが、この印刷代をWeb系の格安店に発注すれば150円。1枚400円の利益だ。

昨日より選挙ポスターTシャツが3,500円で売られているが、オリジナルTシャツの作成を格安店で頼めば1,000円以下。1枚2,500円の利益だ。

AKBのCAFEではフードメニューが軒並み1,050円で売られているが、通常の店であれば750円ぐらいのメニュー。材料費は200円ぐらいと考えられる。1食850円の利益だ。

他にもCDセールスやコンサートでこの限界利益を増やして、固定費以上を目指している。

成功しているモデルとは、この限界利益を消費者に少なく“感じさせている”。

手間暇かかっていると感じさせることが出来れば、消費者は“この値段で得をした”と考えるからだ。

こうするには、変動費を極力発生させず、固定費をフル活用することによって付加価値を上乗せるor宣伝することが鉄則だ。

握手会は、彼女らが握手していようが移動していようが発生する人件費という固定費。月額4,000万円以上の給与にその業務内容は含まれているワケだ。

この握手会によって物販が促進される。まさに固定費であるヒトのフル活用である。

ヲタクもこのような目でAKBを楽しんで欲しい。

世の中は頭がイイヤツが考えたルールの上で、頭の悪いヤツは気付かぬうちに搾取されるようになっている。

だったら、せめてそのルールを理解しよう。

いつか、搾取“する”側に回ることがあるかもしれないのだから。

++++++++++++++++++++++++++++++++

※AKB 125+SKE 62+ NMB 52+ HKT 40+NGT25=304人


公式サイトのメンバー及びプロフィール掲載人数をカウント。
そのため研究生・バイトを含む。国内グループ兼任者は1人カウント。


++++++++++++++++++++++++++++++++

(詳細)
AKB48公式サイト
http://www.akb48.co.jp/about/members/

AKB 125人

SKE48公式サイト
http://www.ske48.co.jp/profile/list.php

SKE 63-1=62人

総勢63人
兼任1人
北川綾巴 SKE48チームS / AKB48チーム4兼任
∴63-1=62

NMB48公式サイト
http://www.nmb48.com/member/

NMB 54-2=52

総勢54人
兼任2人
山本彩 NMB48 チームN / AKB48 チームK兼任
渋谷凪咲 NMB48 チームBII / AKB48 チーム4兼任
∴54-2=52

HKT48公式サイト
http://www.hkt48.jp/profile/

HKT 44-4=40

総勢44人
兼任4人
兒玉遥 HKT48 チーム H / AKB48 チーム K 兼任
矢吹奈子 HKT48 チーム H / AKB48 チーム B 兼任
朝長美桜 HKT48 チーム KIV / AKB48 チーム 4 兼任
宮脇咲良 HKT48 チーム KIV 副キャプテン / AKB48 チーム A 兼任
∴44-4=40

NGT48公式サイト
http://ngt48.jp/profile

NGT 26-1=25

総勢26人
兼任1人
柏木由紀 NGT48 Team NⅢ / AKB48 Team B兼任
∴26-1=25

【エステサロンの原価計算】個人エステで独立する場合の原価面での注意点とは?後編

ターゲット層を明確にすることに尽きます。

3年以内に9割ものサロンが閉店する理由を突き詰めれば、前職場のコピー店を作っている事が多いからです。なぜコピー店を作る事と閉店が直結するのか?前職場は繁盛していたし、同じモデルで通用するのでは無いか?

エステティシャンとしての勉強と経験はしていますし、技術的にはもちろん通用します。

サービス品質も使ってる液剤も前職場(高級エステサロン)と同等!外観だって可愛いから大丈夫!
こんな店は確実に閉店コースです。

前職場と同様のターゲット層が独立した立地から半径2km以内にどれほどいるか考えて店を出したのでしょうか?前職場が新幹線駅のある場所を中心に展開する高級サロンだったとしたら。地元で開業した瞬間に勝算は外れます。ショッピングモールがある街に開業しても同じような事です。商圏内にターゲット層はどれぐらいいるのか?原価意識を持つ前に売上の構成をしっかりと考えましょう。

もし、前職場と同じコンセプトで店舗を作っていて商圏内にターゲット層が乏しい場合に何が起きるのか?

それは、サービスの安売りです。

エステサロンの施術に使う液剤等の消耗品の原価率は10%未満です。これは、店としてお客さんが回転している前提の数字です。お客さんがまったく来ず、大量の液剤を買って準備している場合、それは未使用の在庫になります。在庫というのはお金が商品に変わって寝ている状態です。つまり、資金繰りは悪化します。エステサロンは開業しやすいのが魅力ではありますが、開業当初は、お金が店舗内装や液剤に姿を変えてしまって手元には少ない事が大半だと思います。

独立したのにお客さんが来ない→資金繰りが上手くいかない→家賃等の固定費を払わないといけない→施術の値段を下げてでも金を集めるしかない。

この負のスパイラルにハマり、元高級エステサロンのエステティシャンが自転車操業必須のバーゲン価格で施術をする事になります。これは、薄利多売で既存市場の顧客を他社から奪う方法です。働けど働けどお金は貯まりません。似たような価格帯のサロンはきっと山ほどあります。差別化のために安さだけがそのサロンの売りになってしまい、最終的に閉店します。

正直、夢と技術だけでは閉店して当然です。
なぜならエステティシャンとしての経験値は豊富にあれど、エステサロン経営者の勉強もろくにしてない素人なのです。店長としての経験があったところで、それは前職場が計算しつくした勝機のある商圏に店舗を構えるエステサロンでの経験であって、集客にこんなにも苦労するとは想定していないことでしょう。


ライバルひしめく戦国時代のようなエステサロンの経営に役立つ考え方は、
“京都式経営”だと私は思います。


京都企業が独創的で成功している理由は、なにを隠そう京都式経営にあるのです。京都の市場規模は、日本の総人口に対する人口比率でたった約2%に相当する経済圏に過ぎません。この2%経済圏という箱庭のような厳しい企業環境にもかかわらず、陶磁器や木工品、織物、旅館など、あらゆるジャンルの産業が数百年も存続しているのです。この背景には、各々の企業が独自性を打ち出して、企業間の棲み分けをバランス良く行ってきた歴史があります。この京都式経営が大事にしている3つの感性とは、

「共生(きょうせい)」人のマネをして市場を取り合わない。
「深化(しんか)」目に表れない信念や価値観こそ重視する。
「人財(じんざい)」一流の職人がいれば、一流の店になる。

この3つの感性を持ち合わせた店作りをしなければ、京都市内での長期的な経営が出来ないのです。これはエステサロンに流用できる経営概念では無いでしょうか?色々なエステサロン開業のハウツー本もありますが、この3つを謳っている本は見たことがありません。

まさかのオリジナル展開です(笑)

エステサロンで独立する方は「人財」の面ではクリアしています。なぜなら自分が一流だからです。問題は「共生」と「深化」です。

「共生」は先に述べた通りで、顧客を奪い合っても良い事はありません。ターゲットを明確にすることが大事です。「深化」は店のコンセプトです。店の全てに一貫性があるようなコンセプトが必要です。共生×深化がハマれば差別化の成功です。差別化出来る商圏を探して開業するか、開業したい商圏にどのようなターゲットがいるのか見極めた上で「深化」を考えましょう。そして、差別化とはそのまま「ブランド力」になります。

ブランド力のある会社が兼ね備える5つの特徴はこのようになっています。「共生」「深化」「人財」が成功し、「ブランド」となれたか否かはこの特徴が表れているか否かで判断可能です。

1. 顧客が他の人に店を紹介してくれる
2. 「一緒に働きたい」という人がやって来る
3. 「協業しませんか」という人がやって来る
4. 「御社が好きです」という人がいる
5. 関わる人(顧客・従業員・その家族)に感謝される

ブランドとなれば、薄利多売とは逆の高利薄売(こんな言葉無いけど)が可能です。働くほどのお金が貯まります!

エステサロンで独立しようと考えている方は、いかにして差別化するか?原価意識の前に売上構成をしっかりと考えて戦略をたてて開業してください!!タイトルとは異なるまとめになってしまいましたが、本当にこの通りなんですエステサロン(;´∀`)

【エステサロンの原価計算】個人エステで独立する場合の原価面での注意点とは?前編

今回は、エステサロンの原価計算です。調べる程に新規参入が難しそうなエステサロン。

もし、新たにエステサロンを開業した場合、原価面で何を気をつければ良いか?
仮説を通して、限界利益に時間の考え方を取り入れる重要性を解説します。


さて、男の私は一度も行ったことが無い場所エステサロン。そもそもエステティック業とは何なのか?日本産業分類に分類されていましたのでこちらを載せておきます。

日本産業分類【7892】エステティック業
手技又は化粧品・機器等を用いて、人の皮膚を美化し、体型を整えるなどの指導又は施術を行う事務所をいう。

メンズエステなるものも世の中には存在します。沖縄はメジャーですね。その実態は性風俗店だったりして、何も美化しませんし、整いません。スッキリはします。施術がハズレると残念な気分で店を後にします。この点は共通点でしょうか。

今回取り上げるエステサロンは、女性がメインターゲットとなる普通のものです。

このエステ業界の市場規模やエステティシャンの登録人数はどれぐらいなのか?気になったので調べてみました。

市場規模については、そこそこ最新のもので平成23年に消費者委員会が公表しているデータがありました。平成18年市場規模 3,977億円•店舗数 9,871、平成22年市場規模 3,536億円•店舗数 8,842となっています。4年で市場規模13%ダウン。店舗数9%ダウン。市場規模縮小に店舗数が追いついていないように、見えます。

近年は晩婚化でお金を持っている独身女子(美意識高め)が増えたように思いますが…ナノスチーマー等の美容家電が充実したことも市場規模縮小に無関係では無いでしょう。異業種参入の驚異ですね。

異業種では無いですが、業務拡大という側面では、POLAやMENARD等の化粧品メーカーもエステをしています。これは基本的にはフェイシャル(顔)のエステです。自社製品を駆使し、見違えるようなスペシャルケアをしてくれるようです。デイリーケアは、これらの化粧品を使用して各自でお願い♪というビジネスモデルです。

店舗型のエステと大きく違うのは、ボディのケアをしないという点です。

手技又は化粧品・機器等を用いて、人の皮膚を美化し【POLAやMENARD等、美容家電もココ】、体型を整えるなどの指導又は施術を行う事務所【本格的なエステサロン】。

このような住み分けが出来ます。
少しエステ業界に詳しくなりましたね!

先ほど『市場規模縮小に店舗数が追いついていないように、見えます。』と書きました。消費者委員会が公表している上の店舗数は、全くあてにならないと考えています。

調べるうちに分かったことですが、エステティシャンという資格は存在しません。厳密に言えばどこかの協会が認定した認定エステティシャンというものは存在しますが、お墨付きを貰っているだけです。

しかも、エステ業=自由業という位置づけで、開業も飲食店のように特別な届出がいりません。エステティシャン1人の個人サロンなら、ベッド1台にエステ用機材、そしてドレッサーや応接用テーブルなどをうまく配置し、6~10畳のスペースで開業できてしまうそうです。独立超簡単!市や都道府県への届出も必要無く、勝手に生まれている個人サロンは店舗として正式な統計には出てきようがありません。

自由業(フリーランス)とは、漫画家やコピーライターと同じ分類です。そういえば、漫画家にも資格がありませんね。漫画家の数が分からないようにエステティシャンの数だって分かるワケがありません。

エステティシャンとエステサロンの店舗数は、まさに未知数です。

異業種参入等により市場規模も縮小傾向、参入障壁低過ぎてライバルだらけ。これがエステティック業です…美容室と違うのは、TBCとかミスパリとかスリムビューティハウスとか全国規模の超大手がいる事でしょう。ここがエステティシャンの雇用を支えつつ、市場シェアを牛耳っています。

しかし、独立する人の85%以上が個人エステ。
つまり、成功すれば食っていけます。
ただし、1年以内に6割ものサロンが閉店し、3年以内に9割ものサロンが閉店してしまうそうです。


やっと本題です。


個人サロンとして新規参入する場合、特に原価面では何を気をつけるべきか?


長くなり過ぎたので、続きは次回(笑)

【メイド喫茶の原価計算】萌えの付加価値

大須に「めいどりーみん」というメイド喫茶がいつのまにか出来てました。

調べると全国展開しているメイド喫茶で全国に15店舗・バンコクにも1店舗とグローバル展開までしていて、もっと調べると株式会社ネオディライトインターナショナルが取り仕切っており、その企業理念は「世界で一番笑顔が集まる企業」。

メイド喫茶と言えば秋葉原の@ほ~むカフェが有名だと思っていたけど、こっちは秋葉原本店と秋葉原ドンキホーテ店の大きく分けて2店舗。そのブランド力とブランディング戦略は凄いと思うけど(パチンコにもなったみたい)、ここはLiNK‐UP株式会社の完全子会社インフィニア株式会社が@ほ~むカフェの運営会社として機能してて、社運を賭けた!という感じは正直、無い。

日本のサブカルチャーで世界に打って出た株式会社ネオディライトインターナショナルは凄い。

ところでメイド喫茶は儲かるのか?という疑問が出てくる。
自分の知識と価値観を総動員して本気出して考えてみた。

バイト探し情報誌anを見る限りメイドさんの時給は900~1400円なので、ザックリ1200円ぐらいと考えれば、働く側としては良い時給。850円が普通の時給だとすれば1.4倍ぐらいだ。しかし、目的が『飲食』では無く『メイド』であって基本的には喫茶店なので、飲食店の原価計算と大差ない。つまり、材料費30:人件費30:経費30:利益10%が王道であって、席の回転率を常に意識する必要がある業種だ。いかに常連客をつけるかが勝負である。

人件費が高い分、メニュー単価が高いか、材料費が安いか、経費が安いか、全てか。
メイド喫茶のコンサルをしたことが無いから分からないが、答えは「全て」だと考える。

<単価>
メニュー単価が高めな事は確かなのだが、べらぼうには高くない。実際に「めいどりーみん」のHPでは、1,000~3,500円が予算と出ていた。

<材料費>
材料費については、てっとり早く下げれる部分でもあるし、だいたいのメニューにはメイドさんの何かしらの付加価値が付いてくる。オムライスを頼めばハートマークを書いてくれたりするソレだ。経営側から考えれば、複数頼んでくれた方が儲かるし、利用者側としては複数頼んだほうがメイドさんと接点が持てる。つまり、ボリュームは必要ない。ここには萌えの付加価値が大いに絡んでいる。

<経費>
メイド喫茶には何回か実際に行ったこともあるが、椅子が安っぽかったり、それを上手く店の雰囲気でかき消している感はあった。あとはメイド服に絶対にお金がかかっている・・・。そして、流行っているメイド喫茶はだいたい舞台があって、そこでメイドさんがパフォーマンスをしてくれるので、席数が稼げないという諸刃の剣な状態になっている。あとはチェキでの撮影があったりと、消耗品も多い。大手メイド喫茶ともなるとCDも出していたりするので、その広告宣伝費もかなりのものになると想像出来る。

そもそもメイド喫茶を運営するのに必要な要素は【サブカルチャーな立地】×【質の良いメイド】だと考えることが出来る。

<サブカルチャーな立地>
来店する常連さんはメイド喫茶だけを目的にしておらず、秋葉原・大須・日本橋という独自のサブカルチャーがある街に行く用事がある、又は、その街で自分の趣味的欲求が満たせられる人たちだ。メイド喫茶が目的で行ったとしても、他にも何か見たいものがあったり、欲しいものがあったりして、それはメイド喫茶の近辺で実現可能な事が大前提となる。

つまり、ド田舎にメイド喫茶を作っても、絶対に潰れる。ターゲット層が店の前を通らない。逆説的に考えれば、サブカルチャーな街に拠点を置く必要があることから、家賃の負担は大きくなる。この条件はメイド喫茶の宿命なので、メイド喫茶がある一定の地域に乱立することとなり、熾烈なメイド合戦が繰り広げられる事となる。

<質の良いメイド>
これが最大の強みであり、経営側としては確保が難しい部分。いかに良い人材を揃えて、いかにファンを増やすか?一騎当千な人気メイド(スーパーメイド)がいれば様々な事が実現出来ることから考えれば、質の良いメイドが複数いることが前提で経営戦略が作られているハズだ。質の良いメイドの確保・育成にはお金をかけているに違いない。

この部分はブランディング戦略と繋がる。@ほ~むカフェもめいどりーむも、メイドを足がかりに芸能界へ!等と夢へのチャンスが散らばっている。ブランド化したメイド喫茶はメディア露出が多いため、自分のメディア露出可能性も高まるという相乗効果がメイドさんたちにはあるワケだ。それならば有名なメイド喫茶で働こうと考えるのは普通であって、経営側の人材の確保という部分はブランド化という戦略でクリア出来る。しかも、芸能人を目指すような子たちが来るとあってルックス面でも期待が出来るので、スーパーメイドが誕生する可能性も高い。メイドたちはメイド喫茶を活用し、経営はメイドを利用し、Win×Winな関係が構築されている。逆説的に考えればブランド価値の無いメイド喫茶に可愛い子も、質の良い人材が集まる可能性は低い。

ここまでで新規の参入障壁がとてつもなく高い事が分かった。
メイド喫茶を繁盛させるためには、相当な仕組みが必要。原価管理をしましょう!なんて言えるメイド喫茶は極わずかで、中途半端なメイド喫茶の経営は資金繰りがヤバそうな事は想像出来る。実際、喫茶店で利益率が良い形態は「マンガ喫茶」であり、滞在すれば滞在しただけお金が発生する形態は飲食店としては画期的だ。コーヒーの原価率なんて15%ぐらいだから延長料金の利益率はべらぼうに高い。人気メイド喫茶の形態も席が時間性になっていて、延長料金が発生する。これをマンガ喫茶形態と言えば良いのか、キャバクラ形態と言えば良いのか難しいところだが、まぁ両方なのかな。

結論としてメイド喫茶は儲かり難い。


プロフィール

名古屋の原価コンサルタント 和田仁支

Author:名古屋の原価コンサルタント 和田仁支
ブログタイトルにある“無双”とは、唯一無二という意味です。

企業も人も十人十色。全く同じ会社は世界に二つと存在しません。そして、御社の原価も全く同じものは存在しません。


まさに“原価”“無双”です。


そんな原価の計算・活用・管理に役立つ情報を私の感性でお送りします!!

<経歴>
高校生の回転寿司アルバイトで年間給与100万超。売れるネタと儲かるネタが違う事を知り、企業経営に興味を持ち税理士を目指す。会社組織を知ろうと新卒でトヨタ系上場企業に入社。税務を希望するも畑違いの「原価担当」となり、入社早々会社組織の理不尽さを体験。しかし、現地現物主義という理念が性に合い、1ヶ月の半分以上を現場に通い、人・モノ・設備の流れを原価に変える力を身に着ける。現在は名駅(柳橋市場の近く)にある税理士法人の一員として、中小企業経営者の支援をする傍ら原価コンサルタントとして執筆・研修・原価管理導入支援コンサルを行う。

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