【エステサロンの原価計算】個人エステで独立する場合の原価面での注意点とは?前編

今回は、エステサロンの原価計算です。調べる程に新規参入が難しそうなエステサロン。

もし、新たにエステサロンを開業した場合、原価面で何を気をつければ良いか?
仮説を通して、限界利益に時間の考え方を取り入れる重要性を解説します。


さて、男の私は一度も行ったことが無い場所エステサロン。そもそもエステティック業とは何なのか?日本産業分類に分類されていましたのでこちらを載せておきます。

日本産業分類【7892】エステティック業
手技又は化粧品・機器等を用いて、人の皮膚を美化し、体型を整えるなどの指導又は施術を行う事務所をいう。

メンズエステなるものも世の中には存在します。沖縄はメジャーですね。その実態は性風俗店だったりして、何も美化しませんし、整いません。スッキリはします。施術がハズレると残念な気分で店を後にします。この点は共通点でしょうか。

今回取り上げるエステサロンは、女性がメインターゲットとなる普通のものです。

このエステ業界の市場規模やエステティシャンの登録人数はどれぐらいなのか?気になったので調べてみました。

市場規模については、そこそこ最新のもので平成23年に消費者委員会が公表しているデータがありました。平成18年市場規模 3,977億円•店舗数 9,871、平成22年市場規模 3,536億円•店舗数 8,842となっています。4年で市場規模13%ダウン。店舗数9%ダウン。市場規模縮小に店舗数が追いついていないように、見えます。

近年は晩婚化でお金を持っている独身女子(美意識高め)が増えたように思いますが…ナノスチーマー等の美容家電が充実したことも市場規模縮小に無関係では無いでしょう。異業種参入の驚異ですね。

異業種では無いですが、業務拡大という側面では、POLAやMENARD等の化粧品メーカーもエステをしています。これは基本的にはフェイシャル(顔)のエステです。自社製品を駆使し、見違えるようなスペシャルケアをしてくれるようです。デイリーケアは、これらの化粧品を使用して各自でお願い♪というビジネスモデルです。

店舗型のエステと大きく違うのは、ボディのケアをしないという点です。

手技又は化粧品・機器等を用いて、人の皮膚を美化し【POLAやMENARD等、美容家電もココ】、体型を整えるなどの指導又は施術を行う事務所【本格的なエステサロン】。

このような住み分けが出来ます。
少しエステ業界に詳しくなりましたね!

先ほど『市場規模縮小に店舗数が追いついていないように、見えます。』と書きました。消費者委員会が公表している上の店舗数は、全くあてにならないと考えています。

調べるうちに分かったことですが、エステティシャンという資格は存在しません。厳密に言えばどこかの協会が認定した認定エステティシャンというものは存在しますが、お墨付きを貰っているだけです。

しかも、エステ業=自由業という位置づけで、開業も飲食店のように特別な届出がいりません。エステティシャン1人の個人サロンなら、ベッド1台にエステ用機材、そしてドレッサーや応接用テーブルなどをうまく配置し、6~10畳のスペースで開業できてしまうそうです。独立超簡単!市や都道府県への届出も必要無く、勝手に生まれている個人サロンは店舗として正式な統計には出てきようがありません。

自由業(フリーランス)とは、漫画家やコピーライターと同じ分類です。そういえば、漫画家にも資格がありませんね。漫画家の数が分からないようにエステティシャンの数だって分かるワケがありません。

エステティシャンとエステサロンの店舗数は、まさに未知数です。

異業種参入等により市場規模も縮小傾向、参入障壁低過ぎてライバルだらけ。これがエステティック業です…美容室と違うのは、TBCとかミスパリとかスリムビューティハウスとか全国規模の超大手がいる事でしょう。ここがエステティシャンの雇用を支えつつ、市場シェアを牛耳っています。

しかし、独立する人の85%以上が個人エステ。
つまり、成功すれば食っていけます。
ただし、1年以内に6割ものサロンが閉店し、3年以内に9割ものサロンが閉店してしまうそうです。


やっと本題です。


個人サロンとして新規参入する場合、特に原価面では何を気をつけるべきか?


長くなり過ぎたので、続きは次回(笑)
プロフィール

名古屋の原価コンサルタント 和田仁支

Author:名古屋の原価コンサルタント 和田仁支
ブログタイトルにある“無双”とは、唯一無二という意味です。

企業も人も十人十色。全く同じ会社は世界に二つと存在しません。そして、御社の原価も全く同じものは存在しません。


まさに“原価”“無双”です。


そんな原価の計算・活用・管理に役立つ情報を私の感性でお送りします!!

<経歴>
高校生の回転寿司アルバイトで年間給与100万超。売れるネタと儲かるネタが違う事を知り、企業経営に興味を持ち税理士を目指す。会社組織を知ろうと新卒でトヨタ系上場企業に入社。税務を希望するも畑違いの「原価担当」となり、入社早々会社組織の理不尽さを体験。しかし、現地現物主義という理念が性に合い、1ヶ月の半分以上を現場に通い、人・モノ・設備の流れを原価に変える力を身に着ける。現在は名駅(柳橋市場の近く)にある税理士法人の一員として、中小企業経営者の支援をする傍ら原価コンサルタントとして執筆・研修・原価管理導入支援コンサルを行う。

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