ビリギャルの原価管理から見る未来のサービス業

ビリギャルの舞台は名古屋市東区の個別指導塾「坪田塾」。

確かビリギャルの父ちゃんはしゃぶしゃぶ屋かなんかの経営者。

両親の不和が原因で不良になったらしいけど、経営者の家にはよくある話!

私の職場も名古屋なのだが、土地柄なんだろうか。

塾が多い。

今でしょ!の林先生も愛知県出身だしね。

通わせれば何とかなるカリスマも多いし、通わせるほどの財力もあるし、愛知県で塾って一種のブランドになってる気が…。

そんな「ビリギャル」は本も映画もヒットしました。

単行本&文庫特別版 累計100万部らしいです。

単行本1,500円、文庫本550円、60万部と40万部(文庫本途中からでたけど売れただろうしね)だとして印税率が10%だとすると。

((1,500×600,000)+(550×400,000))×10%=1億1200万円 + 映画代

塾関係ないですが学園モノで「もしドラ」は本がヒットしたけど映画はコケました。

単行本&文庫&電子書籍 累計270万部売れてるらしいです。

単行本1,728円、文庫本594円、電子書籍550円、100万部、150万部、20万部だとして印税率が10%がとすると。

((1,728×1,000,000)+(594×1,500,000)+(550×200,000))×10%=2億7290万円 + 映画代






めちゃ儲かってないかコレ。






私のクライアントにも塾があります。

医学部に行かせる塾で、とある個別指導塾のカリスマ講師が独立して作りました。

富裕層がお客さんです。

言い方悪いですがバカ過ぎる子もいます。このままだと将来ドラ息子決定コースな子。

反対にサラブレッドな血統で優秀すぎる子もいます。

例えば、もともとは普通の個別指導塾【特進クラス】だったのですが、講師に難解な問題の質問をしても翌日しか回答が返ってこなく(きっと講師は必死に解答をしている)不満だからココに来たって感じの。並の講師よりも頭のイイ生徒とかね。

そんなバカと遺伝子レベルの天才をまとめあげているのが元カリスマ講師。

クライアントながら「すげーな」と思います。

ぶっちゃけビリギャルのような話、ゴロゴロしてます。

ビリギャルだって進学校のビリなだけで、バカじゃない。

パパ経営者だし、お金使えたんでしょう。

経営重視で家庭顧みないって感じで出てますけどね。

塾のコースも途中で重サービス×重課金コースみたいになってるっぽいし。

そりゃガッチリしたフォローがないと無理だわな。


凄い斜めな見方をすると、この「ビリギャル」というのは、たった1人の成功事例(ここまでに1,000人以上の生徒を見たからできるメソッドがあるワケですが)。

ビリギャル再生&家族再生みたいな裏テーマがあるにせよ。ね。

だから、まぁ、慶応大学合格という目標を不仲だった家族でシェアして、これキッカケで全員が幸せになる話。ですわ。

これを「坪田塾」がブランディングの一環として世に出したのなら凄い!!!!!!!!!

現にブレイクしてますしね坪田塾。

塾生キャンセル待ちですって。

「ビリギャル」という金字塔(不滅の業績って意味ですね直訳すると)を片手に塾業界で確実に生き残るでしょう。

なぜなら、塾経営というのは重サービス×重課金にならざるを得ないんです。

この「ビリギャル」の成功事例は本当にデカイ。

スタディサプリ(旧:受験サプリ)をご存知ですか?

5教科の塾講師風景が月額980円で見れるアプリです。

破壊的イノベーションです。

人気講師の授業を月980円で自宅で見れてしまうんですから…。

一般的な進学塾経営は立地こそ命な部分があります。

駅から近いor国道沿い。=通いやすいor車で送り迎えできる。

しかも授業後なので夜ですし、防犯の意味も込めてこの要素って大事。

あとは合格実績がなによりも大事です。

塾は人件費と物件費で固定費の70%ぐらいだと考えられますので\(^o^)/

固定費が重い分、生徒数をブン回す必要があります。

合格実績という分かりやすい指標は本当にマスト。

だから東大合格1人でもいれば「東大に行けます!(東大目指して散ったヤツも多いけどな)」って大きく見せます。

そして教室の席の数だけ生徒を取りに取る\(^o^)/

立地が良くて、残り定員1名!とか書いてあって、合格実績が凄い塾=The塾です。

The塾=塾をビジネスとして考えたら成功している塾です。

生徒の上位20%が輝かしい塾の合格実績を作っているに過ぎません。

The塾では皆が志望校には入れません。

だって有名大学への合格実績は確率論の世界ですもの。

このモデルは、人数を囲った上で競争させる必要性があります。

生徒たちの競争を焚き付けて合格実績に相乗効果を生みます。

この箱はドンドン大きくなって、仕舞いにはブランド力がつきます。

駅の前にバーンとデカイ進学塾があるのが理解して頂けましたか?

しかし、このモデルじゃ全然ついていけないor遅い!

塾通う意味が無い!!!!!!!!!!!!!!!!

って大バカor遺伝子レベルの天才が現れます。

んで出来たのが、個別指導塾。

立地がそこまで良いワケでは無いものの駅からは近い感じ。

その実績は口コミで広がるような、本人or親の志望校にねじ込むスタイル。

講師にねじ込むほどの力量が必要ですが、もってる人はもっている。

こうなると個別指導塾は重サービス×重課金が成立ちます。

なんせ並サービス×並料金じゃ効果が無い!って生徒・家族が顧客です。

お金に余裕がある家庭=富裕層がターゲットです。

ここで思い出してください。

並サービス×低料金の新形態を…



スタディサプリは、一般的な進学塾を破壊します。



リクルートだもんね発売してるの!

ぶっ壊すわー100%。

立地という地理的要素もぶっ壊したもんね。

生徒同士で競争させるという相乗効果は薄れるものの…別に学校で競えばよくね?

はい、終了ー\(^o^)/

一般家庭の少し出来の悪い子たちはスタディサプリ。

大バカor遺伝子レベルの天才は個別指導塾。

この構図が濃厚です。

サービス業って全部こうなると思います。

重サービス×重課金に寄せて行かないと中途半端なところは淘汰されます。

テクノロジー進化によってね。

ビリギャルの成功事例は、今からの時代にマッチした成功事例です。

儲かってるのもきっと事実ですが、それより何よりこの実績はデカイ。

出版するのにいくらかかったんでしょう?

出版コストとリターンを考えれば、この投資はアリです。

原価管理というよりも費用対効果の話になってしまいましたが(笑)

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プロフィール

名古屋の原価コンサルタント 和田仁支

Author:名古屋の原価コンサルタント 和田仁支
ブログタイトルにある“無双”とは、唯一無二という意味です。

企業も人も十人十色。全く同じ会社は世界に二つと存在しません。そして、御社の原価も全く同じものは存在しません。


まさに“原価”“無双”です。


そんな原価の計算・活用・管理に役立つ情報を私の感性でお送りします!!

<経歴>
高校生の回転寿司アルバイトで年間給与100万超。売れるネタと儲かるネタが違う事を知り、企業経営に興味を持ち税理士を目指す。会社組織を知ろうと新卒でトヨタ系上場企業に入社。税務を希望するも畑違いの「原価担当」となり、入社早々会社組織の理不尽さを体験。しかし、現地現物主義という理念が性に合い、1ヶ月の半分以上を現場に通い、人・モノ・設備の流れを原価に変える力を身に着ける。現在は名駅(柳橋市場の近く)にある税理士法人の一員として、中小企業経営者の支援をする傍ら原価コンサルタントとして執筆・研修・原価管理導入支援コンサルを行う。

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